12月 塾長日記

12月 2日(月) 
 公立中学の期末テストが終わり、結果が帰ってきました。テストに向けてみんな頑張ったけど、結果を見てみんな一喜一憂しています。中には、「微妙・・・・・。」という返事の子も。ん〜〜〜、どう評価しよう?

 早速テストのやり直しをしていますが、テストの作られ方も先生によって様々だナァ・・・・と思いました。ここでは書き切れませんが、毎回驚かされるのは、ある中学の社会の先生の作で、毎回A4の用紙に両面でカラー印刷がされているものです。グラフや地図などあらゆる資料がきれいに印刷されています。スキャナーなんかで読みとって、問題と共にレイアウトして、全生徒分を自前で印刷しているんだろうなーと思います。すごい!!!

 変な言い方ですが、問題を見ると「本当にこの先生は自分の教科が好きなんだな〜〜」と、言うのが伝わってきます。また自分のスタイル(傾向)を確立している先生も多いです。
 これからもテスト対策をしていきますが、こういった傾向を生徒に伝えていくことも大切ですね。
12月 5日(木)
 中学3年生の3者面談が始まりました。同時に内申も分かってきました。今のところ全員上がりました。そして、もう一度各生徒と保護者の方に志望校の確認をしています。今までにも書いてきましたが、絶対評価の影響をどれだけ読みとれるかが、今年の進路指導のカギになると思っていますので、いろいろと情報を収集しています。

 うちの塾だけの傾向かもしれませんが、今年の公立高校受験の不透明さを心配して、私立高校を希望する生徒が例年に比べて多いような気がします。3者面談の結果を聞きながら、再度進路相談をしていかなければならないようです。
12月 7日(土)
 まだ一部ですが、中学3年生の内申結果から感じるのは、結構みんな上がったな(もちろんみんな頑張ったからだけど)・・・・と言うか、例年ではあまりなかったくらいの上がり方をしているナァ・・・と感じました。
 と言うことは、他の生徒も同じ状況だと考えると、公立高校受験の時の内申を、もう一度考え直さなければならないようです。前年のデータを参考に平均がいくつくらい上がるかを予想しなければならないのですが、これを間違えたら大変なことになってしまうので、慎重にやっていきます。
 また明日は、中学3年生対象の合否判定模試を実施します。合格判定を資料にして全体の動向も読んでいかなければなりません。
12月10日(火)
 昨日は雪が積もりましたネ。ホント12月のこの時期に雪が積もったなんて、記憶にないくらいです。(ニュースでは10何年ぶりとか言ってたけど・・・。) 寒かったぁ〜〜〜。通勤通学ご苦労様でした。
 今日はチョット受験に関して細かく書いてみます。中学3年生の内申に関しては、何回も書きましたが、だいぶ2学期の内申が分かったので、今日じっくり時間をかけて分析してみました。以下に少し考えたことをまとめてみたいと思います。

 修学舎の塾生の場合(中学校ごとにばらつきはありましたが)、2年3学期から3年1学期の内申の増加平均は約5.1でした。また3年2学期の内申の増加平均は、なんと約7.4もありました。ただ成績の低い子の上昇率が高い傾向にあるため、平均すると3年2学期は約6位の上昇と考えられました。

 3年2学期で平均6上がったと言うことは、2倍して12内申合計が上がると考えられます。そこで内申が1上がると、公立入試で合否の基準となるC値が約0.45上がるので、今年の入試データーではじき出したC値が平均で12×0.45=5.4上がることになります。

 C値で5.4の違いは完全に各高校のワンランクかツーランクの違いに相当します。つまり今年の入試データをそのまま参考にすると、実力相応の高校よりツーランク上の高校を受験することになってしまいます。
 このことをしっかり理解していないと、お兄さんお姉さんの時や知り合いの人の内申で判断してしまうと、大変なことになってしまうんです。

 もう少し詳しく分析しましたが、この上昇率は高校によってもちろん違ってきます。簡単に言うと上位校ほど上昇率が下がって、中堅から下位校の方が上昇率が上がると判断しています。各高校ごとに上昇率を計算して、入試目標点を決めました。

 大事なことですが、いま学校で3者面談が行われています。その際、「○○高校はもう少し頑張らないと難しいぞ」とか「頑張れば行けるんじゃないか」と言われた子もいます。では「実際にどれだけ頑張ればいいのか。」・「入試で何点取らなければいけないのか」などは、具体的に提示されません。実際に計算してみると、入試の満点250点を超えてしまう子も出てきます。私の計算や予想C値の間違いなのでしょうか?間違いであってくれればいいのですが、かなり現実に近いと思っています。
 私も残念ですが、このことを各家庭にお知らせして、いろいろ相談をしています。みんな笑顔で4月を迎えるために・・・・。
12月17日(火)
 今日でほぼ冬期講習ガイダンスが終了しました。みんな明日からでもすぐに宿題をやってよ!約束で、「講習初日までに4日分全部の宿題を終わらせる。」となっているんだから、やっていなかったら初日に残されちゃうよ。初日から残されないように頑張って下さい。

 中3の受験生の進路もほぼ決定しました。公立を受験する子、私立の推薦、専願を受ける子など、自分の目標がはっきりしたので、それぞれの勉強に集中できるようになったみたいです。ガンバレ受験生!!!!

 15日(日)は、中3受験生の第1回入試答案練習会でした。先週の全県模試に引き続き、毎週日曜日に受験直前まで実施していきます。第1回目として私立推薦などが決まっている子供達もちゃんと受けに来ました。うんうんいい子だ!・・・・・と、思っていたら3人の子が忘れて欠席してしまいました。でも今週中に振り替えを受けると言うことです。

 何人の子が「もう高校の推薦決まっちゃったから、テスト受けな〜い。」なんて言い出すか心配していましたが、今のところ誰もいません。最後までみんなと一緒に受けてくれるといいんだけどな!
12月21日(土)
 今日で塾の2学期が終了しました。学校の終業式は24日(火)なのですが、塾では明日から冬期講習に突入です。みんな宿題やってるかな?明日残されないようにガンバってね!
12月23日(月)
 冬期講習T期の2日目です。初日残された子はいなかったみたいです。「みたい」と言うのは、「分からなかった問題は空けておいてかまわない。」→お兄さんやお姉さんに聞いて合ってるより、分からなかったと言ってもらった方が指導がやり易いためなんだけど・・・・・・・。
 ん〜〜〜空白が目立つ子がちらほらいたみたいで、「分からなかったら・・・・・」を利用してないかい?聞いて宿題はしない方がいいけど、自分で調べて考えてやる分には、全然問題ないんで、努力してじっくり考えたかチョット疑問な子もいたようです。チョットくぎを刺しておきました。
12月26日(木)
 今日は冬期講習U期の初日です。お〜〜〜、高校2年生が宿題ほとんどやってなくて2時間近く残されていました。残った生徒もある意味ちゃんと約束を守ったんでエライと思ったけど、残した先生もすごいな〜〜〜と感心しました。
 高校2年生くらいになると、残って勉強させるって結構大変だよね。文句ばっか言って、口ではなかなかかなわない時もあるけど、断固残らせたって・・・・・・・。エライ!!
12月29日(日)
 無事(?)に冬期講習U期が終了しました。事故も事件もなく良かった良かった・・・・。
 でも寝坊や時間を勘違いして授業に遅れた子は何人かいました。いつも5分から10分遅れると必ず電話するけど、中にはなかなか強者もいて、午前中の1限の授業を完全に寝過ごして、電話して起こしたにもかかわらず又寝てしまった子もいました。中3の女の子です・・・・・・。
 
 ん〜〜〜、寝る子は育つと言うけど・・・・・寝過ぎだし、きっと前夜遅くまで受験勉強していたに違いないと信じるけど・・・・・又寝てしまうとは・・・・・なかなか強者だ!!!


 明日から3日まで、私も冬休みをいただきます。生徒も先生も良い年をお迎え下さい。
 今年最後の日記でした。 記:鬼澤 忠之